帰敬式と法名
翠 風 園
帰敬式と法名
── 仏弟子としての名のりをいただく
「帰敬式(ききょうしき)」という儀式をご存じでしょうか。古くは「おかみそり」とも呼ばれ、仏弟子としての名のりである「法名(ほうみょう)」をいただく、大切な節目の儀式です。今回は、この帰敬式と法名、そしてお受けいただくまでのおおまかな流れについて、ご紹介します。
帰敬式とは
「仏」「法」「僧」の三宝に帰依し、親鸞聖人があきらかにしてくださった教えに自らの人生をたずねながら、真宗門徒として新たに歩み出すことを誓う ── それが帰敬式です。受式されますと、「釋○○」または「釋尼○○」という二字の法名が授けられます。
法名は「亡くなってからいただくもの」と思われがちですが、もともとは、生きている「今」、仏さまの教えを依りどころとして歩む者の名のりです。ですから、ご生前にお受けいただくところに、本来の意味があります。
どこで受けられるか
帰敬式は、本山(東本願寺)でも、手次寺(所属寺)でもお受けいただけます。
本山(東本願寺)で
本山では、基本的に毎日、午前と午後に執行されます。ただし日によって執行の有無や受付時間が異なることがあるため、お参りの前にご確認ください。
翠巖寺で
住職が執行することもできます。ただし事前の手続きや準備が必要なため、お受けいただくまでにお時間をいただきます。日程は、どうぞご相談ください。
このほか別院でも、報恩講などの大きな法要に合わせて受式できる場合があります。
受 式 の 礼 金
本山で受式される際の礼金は、18歳以上 10,000円/18歳未満 5,000円です(2026年7月改定)。別院やお寺で受式される場合の礼金は、それぞれの定めによります(本山への納金分を含めて設定されている場合もあります)。詳しくはご相談ください。
法名について ── 二つの選び方
いただく法名には、選び方が二通りあります。
本山選定法名
本山で、経典の言葉のなかから選ばれる法名です。当日のお申し込みでも、この法名でお受けいただけます。
住職選定法名
手次寺の住職がお選びする法名です。その方とのご縁を思いながら住職に付けてもらいたい、というときはこちらをご希望ください。
なお、男性は「釋○○」、女性は「釋尼○○」が基本ですが、ご本人の願い出によって選んでいただくこともできます。
本山で「住職選定法名」を受けたいとき
本山でお受けになる場合でも、あらかじめお手続きを済ませておけば、住職が選んだ法名でご用意いただけます。
ただし、本山への申請は予定日よりも余裕をもって(おおむね一か月以上前に)行う必要があります。当日すぐに、というわけにはまいりませんので、ご希望の際は早めにお声かけください。
補 足
帰敬式には、念珠(数珠)をご持参ください。式で用いる略肩衣(りゃくかたぎぬ)と勤行本は、受式の際に記念品としてお渡しします。
「受けてみたい」「もう少し詳しく聞きたい」と思われましたら、ご相談ください。
詳しくは本山の案内をご確認ください。
▶ 真宗大谷派(東本願寺)「帰敬式」
https://www.higashihonganji.or.jp/application/kikyoshiki/
翠 巖 寺